猫まんま
「かつぶしある?」
「あるけど…なんだい?」
「あったかいごはんにのっけて、おしょうゆかけて食べたいんだけど」
深夜食堂1巻-第3夜~猫まんま~より
炊きたてのごはんを見たら、無性に鰹節をのっけて食べたくなりました。
今日はカットが大きめの花鰹。炊きたてご飯にのっけたら、ゆらゆらと躍ります。
それに醤油を垂らして、勢いよくかっ込む。美味しい。箸を持つ手が止まらない。
あっという間に、食べ終わる。緑茶を飲む。至福のひと時。
というわけで、今日のひとりのお昼ご飯は、猫まんまでした。
猫まんまと言えば、北海道の実家では、白米に鰹節をのせて醤油をかけたものは
猫まんまではありませんでした。鰹節ご飯とか、呼んでいた記憶があります。
実家では、冷めた昨晩に残った白飯に、同じく朝に作った味噌汁の残りを
ぶっかけたものを、猫まんまと呼んでおりました。
特に、大根と揚げの味噌汁の残りを、冷や飯にぶっかける猫まんまは最高でした。
この食べ方は一般的に、「味噌汁ぶっかけごはん」と呼ばれているみたいですね。
もしかしたら、猫まんまという呼称自体が、地域や家庭によって
差があるのかもしれません。
と、書いたあと、Googleで検索し、調べてみたら、
詳しいサイトが出てきました。
→文化人類学的ネコまんま研究室
関西と関東、各家庭、個人によって、猫まんまの定義は違うみたいですね。
かつおぶしを白飯に載せて醤油をかけるor混ぜる派と、
味噌汁を白飯にぶっかける、白飯を味噌汁に入れる派、
それぞれ、有名な猫まんまと呼ばれているらしいです。
さっぱりしていて、それでいて親しみやすい味で、
僕はどちらの猫まんまも大好きです。
最近、スーパーに行くと、大根が少しずつ安くなってきました。
大根を5ミリ幅の短冊切り(千切り?)にしたやつと揚げを用意して、
昆布で出汁をしっかりとった味噌汁を、ぶっかけて食べたくなってきました。
鰹節の猫まんまを食べてから、まだ30分も経ってないのに、もう食べたいとか言ってる。
秋の食欲は恐ろしいものがあります。
by koryouriya | 2009-10-09 14:57 | 昼ごはん